top of page

中国語の動詞「是」=英語の「be動詞」?

「是」は、中国語を使いこなすのにとても大事な単語です。「是」をマスターできれば、中国語でいろいろな表現ができます!

ただ、外国の方は「是」イコール日本語の「~は…である」と英語の「be動詞」だと思い込んで、間違いがちです。ここでは「是」を使う一番基本的な表現を見ていきましょう。


「是」の基本文型:肯定文・否定文・疑問文

1、肯定文 「~は…である」

  動詞の「是」は英語の「be」に相当しますが厳密には同じではありません。「是」は  

  名詞と名詞を結びつけるのです。述語が形容詞の場合は、「是」を使わないです。

  例文:我是日本人。→私は日本人です。

2、否定文「〜は〜ではない」

  他の動詞と同じように、否定する副詞「不」は動詞「是」の前に置きます。

  例文:我不是日本人。→私は日本人ではないです。

3、疑問文 「〜は〜ですか?」 

  例文:你是日本人吗? →あなたは日本人ですか。


「是」を正しく使うための注意点

1.名詞と形容詞を結びつけないこと。

 中国語では形容詞がそのまま述語になります。主語の後に形容詞を直接置くことで、【形 

 容詞述語文】を作ることができます。

 ただ、形容詞が述語になる場合は、程度を表す副詞(很や非常など)と組み合わせる必要  

 があります。「很」を使う時に、形容詞述語文を成り立たせるだけで、程度を表す意味が 

 なくなります。

 例えば、私の本は新しいです。→

    我的书是很新。(×)

   我的书很新。(✓)

2.”是”は省略される場合がある

名詞と名詞を結ぶ時に「是」を使いますが、肯定文と疑問文の場合、特定の目的語では

「是」が省略されます。その目的語は「日付・曜日・年齢・出身地・値段」など、大抵数

字で表すものです。例えば、

今は12時です。→现在12点。

コーヒー一杯は100円です。→一杯咖啡100日元。


閲覧数:72回0件のコメント

最新記事

すべて表示

日本語の疑問文を作る助詞の[か]は中国語でどう言うのかな?

日本語の[か]は文の終わりにつき、疑問文を作ります。辞書をひくと、[か]は中国語で[吗]と書かれています。でも、全ての[か]は中国語の[吗]に訳せるわけではありません。 一.中国語の疑問文は何パータンもあります。最も基本的な疑問文は中国語の平叙文の文末に「吗」が付いている是非疑問文です。ようは、相手の質問に対して肯定(はい)か否定(いいえ)かの答えを求める疑問文です。是非疑問文は普通に中国語の[吗

中国語の[想]、[要]と[愿意]の違いは何でしょうか?

中国語には、[~したい]という願望・意欲を表す表現は[要]、[想]、[愿意]などあります。ただ、それぞれ意味が微妙に違います。 (1) [想] [想]は[~希望する/~したいと思う]という意味を表します。 例えば、 彼女も大変行きたがっている。→她也非常想去。 普通に実現ができる願望以外に、ただの願望で実際に実現ができない場合は、[想]しか使えません。 例えば、 私は世界一周旅行をしたいけど、今の

中国語に過去形がない!

日本語や英語の過去形を中国語の[了]に訳す方は多いです。生徒さんがよく間違う例文をいくつか挙げます。 ①大学の時に、私はたまにそのスーパーに行った。→上大学的时候,我偶尔去了那家超市。 ②以前ここにレストランが二つありました。→以前这儿有了两家饭店。 ③昨日は寒かったです。→昨天冷了。 ④先ほど見えました。→刚才能看见了。 実は中国語には過去形がありません。中国語の[了]は動作の完成や新たな状態の

bottom of page