中国語の語順はSOV?それともSVO?
- zhangxiuping00
- 2023年8月19日
- 読了時間: 2分
日本語の基本語順がSOV(主語+目的語+動詞)ですが、中国語は英語寄りでSVO文型だよと教えられていないでしょうか?
確かに、動詞と目的語がある場合は、一般的に中国語の語順は日本語と違って目的語を動詞の後ろに置きます。
しかし、使用頻度が低く使用における制約もありますが、中国語にはSOVという文型もあります。
例えば、
昨日買った靴がちょっと小さかったので、今日その靴を返品した。
→昨天我买的鞋有点小,所以我今天退了那双鞋。(不自然な語順)
→昨天我买的鞋有点小,所以我今天把它退了。(自然な語順)(「它」が代名詞で、ここではその靴を指します。)
「ので」の前の文で話しになった、或いは話し手が皆知っている確定している人や物を、どのように処理したか及び処理した結果の話をする時に、普通はSOV語順になります。
ただ、Oの前に「把」が必要で、語順はS+「把」+O+V+その他(どのように処理したのか又は処理した結果)になります。
例えば、
私は毎朝パンを食べます。→我每天早上吃面包。(パンが確定してないので、SOV語順になります。)
私は昨日あなたが買ったパンを食べた。→我把昨天你买的面包吃了。(パンが確定しているので、SOV語順になります。)
なお、他のSOVのみで使用可能な形式もあります。
例えば、我把护照放在行李箱里了。
他足球踢得很好。
それらの表現は、また説明させて頂きます。
ご意見や質問がありましたら、コメント欄に書いてください。宜しくお願い致します。
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